【基本情報】
羽佐間 道夫(はざま みちお、1933年10月7日 - )は、日本の声優、俳優、ナレーター。
【人物】
2001年、第18回ATP賞の個人部門で(ナレーション部門はないにもかかわらず)、ナレーションの功績により賞を受賞している。
シルヴェスター・スタローンの吹き替えの際、どう演じればいいか分からなかったため、とりあえず声のトーンだけは下げようと考えて、海に向かって大声で浄瑠璃を語り、喉を枯らしてから収録を行った逸話がある。
また後にスタローンの吹き替えを正式に務めているささきいさおも羽佐間同様に日本酒で喉を壊して独特の声を作り上げていることを語っている。
また、スタローンの吹き替えつながりで、ささきいさおのコンサートにゲスト出演もしており、「これからはスタローンの吹き替えはいさおくんに任せる」と発言している。
また、スタローン以外にも吹き替えではロイ・シャイダー、ディーン・マーティン、マイケル・ケイン、スティーヴ・マーティン、ポール・ニューマン、ピーター・セラーズ、レスリー・ニールセンなどの数多くの持ち役を持つ。
また、山田康雄の死後はジャン・ポール・ベルモンドの吹き替えを引き継いでいる。
『スペースボール』ではメル・ブルックス扮する大統領・スクルーブと賢者・ヨーグルトの二役を演じ分け、芸の幅を見せた。
また、吹き替えの際には日本語の台詞に独特のアレンジを仕組むスタイルを見せており、広川太一郎と並んでファンからは熱い支持を受けている。
シリアスな役、コミカルな役、ヒーロー役から冷酷非情な悪役までこなすその芸域の広さ故に、かつては「困ったときの羽佐間」と呼ばれていた。
後にそのポジションは後輩の山寺宏一に移行している。
声優バンドスラップスティックのプロデューサーも務める。