【基本情報】
松本 保典(まつもと やすのり、1960年2月7日 - )は、日本の男性俳優・声優・ナレーター。
シグマ・セブン所属。千葉県松戸市出身。
身長170cm、体重67kg。
千葉県立薬園台高等学校を経て中央大学法学部政治学科卒業。
かつてはぷろだくしょんバオバブに所属していた。また、緒方賢一主催の劇団すごろくにて、副座長をしている。
妻は同じく声優の佐久間純子。
【特色】
演じる役柄としては青年から中年を中心として、熱血漢のヒーローから冷酷で殘忍性格な悪役、好青年の二枚目からコミカルな役まで、幅広い役柄をこなす。
【仕事関係】
・バオバブ時代、松本の同期だった子安武人は「やっさんはね、本当に緻密なボケを飛ばすんですよ。台本が本番前にやっさんに渡ると、凄いんですよね。書き込みでいっぱいなんですよ。ストーリーには関係ないけど邪魔にならない、オリジナルのセリフで!」と評している。
・番組関係で船に乗っていた時に鼻を怪我し、同乗していた看護師免許を持つ林原めぐみが手当てした。それが二人の出会いらしい。彼女は「芝居好き、酒好き、子供好き、女房好き」と評している。林原の相棒役だった『スレイヤーズ』シリーズでは、食事バトルを二人のアドリブで演じていたが特に打ち合わせはしていなかった。「相手が言うと返す言葉がポンっと出る」らしい。林原によると『スレイヤーズREVOLUTION』では「スタジオで居眠りしていたのに、自分の出番が来ると何事もなかったかのように起きて台詞を叫んでいた」という。直接ラジオ番組にゲスト出演することは減っているものの、不定期に『林原めぐみのTokyo Boogie Night』と『林原めぐみのHeartful Station』の本編内で録音メッセージ告知(主に劇団すごろくの舞台告知)をすることが多い。
・根谷美智子、子安武人と共演することが多く、また根谷とはお互い演じる役柄から2人とも「すごいカップルが多い」と発言している。
・妹は水谷優子と同い年。バオバブに入ったのが水谷より遅かったため、お互い水谷の方が年上と思い「水谷さん」、「松本君」と呼んでいた。が、事務所で海水浴に行った時に年齢の話になり、酔っ払った松本が「何だよお前俺の妹と同い年かよ!」となり、その時から立場が逆転したという。水谷によれば「さっきまで「さん」付けで呼んでいた男の子がいきなりべらんめえ口調になって驚いたらしい。
・『GetBackers-奪還屋-』では、一緒の場面が多い事もあり真殿光昭と共に乙葉に演技のアドバイスをしていたらしい。主演の神奈延年は「(松本が演じていた)ポールと同じ様に、凄く周りを見ていて盛り上げてくれた」と評していた。
・『鋼の錬金術師』で松本が演じるハボックがメインのギャグ話があったが、その回について主演の朴?美は「松本さんは天才」と言っている。
【外見】
・かなり大きなえくぼが特徴。三木眞一郎によると、えくぼに悪魔を飼っているという噂があるらしい。林原めぐみによると「えくぼでいい人に見えて得」。堀内賢雄は「酔うとえくぼが深くなる」と言っていたが、堀内は「テンパってくるとえくぼが消える」とも発言している。
・母親には「もう少し痩せなさい」とよく言われている。
【性格】
関俊彦によれば「話し上手・聞き上手だけどブラック」。2人で酔っ払って、ポストの上に生ごみを置いたことがある。山寺宏一はラジオで「悩みがなさそうだから」という理由で松本保典さんになりたいと発言している。
【出演作品との関わり】
・子供の友達が家に遊びに来た折、自身の役である『コロッケ!』のウスターを披露したが、似てないと言われたらしい(共演の清水愛談)。『太陽の勇者ファイバード』に出演中、近所の子供に火鳥勇太郎の決め台詞を披露したところ、やはり似てないと言われたらしい。『太陽の勇者ファイバード』に出演していた最初の頃は、技の叫び声が変に力んでいたためどすの利いた怖い声になっていた。
・子供に『スレイヤーズ』のガウリイが「何で髪が金色なの」と訊かれた時「いい人だからだよ」と答えたらしい。
【趣味・嗜好】
・酒好き・ラーメン好きで、アニメ誌に「好きな女性のタイプ:ラーメン好きな人、好きな音楽:チャルメラ」と記載されていた。あかほりさとるには「松本鬼殺し」と命名されていた。『スレイヤーズTRY』収録後、昼間から茶風林、堀之紀と酒を飲みに行き、夜まで飲んで気付くと終電間近まで電車を何回も往復していた。本人は「異世界の人間(役)と飲んで、俺が異世界に行っちゃった」と語っている。
・本人によると、「水商売系のお姉さん」と話すのは苦手だという。
・霊現象を体験することに憧れ、強い霊感を持つ鈴木千尋を羨ましがっていた。
・ミドリガメと猫を飼っている。ミドリガメは縁日で買ったら、6、7年でバスケットボール位の大きさになった。猫は捨て猫を拾ったが、よく噛まれているらしい。
【愛称】
堀内賢雄からは「まっちゃん」と呼ばれているようである。また先輩声優からは名前を音読みされ「ホテン」と呼ばれることもある。劇団すごろくでは「松本マスターもう一杯!!保典」というミドルネームがある。