佐々木 望(ささき のぞむ、1967年1月25日 - )は、日本の男性声優。
81プロデュース所属。広島県出身。
血液型O型。愛称「王子(林原めぐみ命名)」など。身長160cm。体重47kg。
【特色】
・デビュー当時は主に少年・青年役を担当し、明るく活発な役やわがままだが憎めない弟タイプの声を演じることが多かった。
・1990年代は、声優雑誌や『はなきんデータランド』のランキングでは度々1位を獲得していた。アニメ作品では『幽☆遊☆白書』の浦飯幽助、OVA作品ランキングで『うしおととら』の蒼月潮が1位を獲得していた。
・1990年代後半からは、シリアス・クール・冷徹な悪役なども担当するようになった。『カードキャプターさくら』の柊沢エリオル役では明るめの声と低めの声を使い分けた。また、『MONSTER』のヨハン・リーベルト、『今日からマ王!』(第3シリーズ)のジェネウスのような物語のキーマンを演じている。
・1990年頃から現在までライブ活動も継続しており、また近年は朗読、読み聞かせ公演にも出演し、活躍の場を広げている。
【人物像】
趣味は読書、語学。特に英語は、海外でのアニメコンベンションで通訳を介さず英語でインタビューに答える程の実力である。英検一級を取得していることを2009年に発表した。
【声の変化】
・かつてはかなり高めの声が特徴であったが、経歴を重ねるにつれ低くなっている。声の変化について、「煙草や酒で喉を壊した」、「咽の手術をした」という噂が伝播しているが、佐々木はFC内で「手術はしていないし、するような病気もしていない」とコメントしている。近しい人々によると、実際は「ある作品で声を非常に酷使したため」とも言われる。佐々木本人は「その作品に迷惑がかかるといけないから」との理由で、公にコメントはしないという。
・『S.S.D.S. Web radio』にゲスト出演した際は、『ビバリーヒルズ』シリーズで役の成長に合わせて声を低くしていった結果、低くなってしまったと語っている。
・2008年4 月に発売された声優雑誌『hm3 SPECIAL』では、「叫びの多い役とライブが重なったことで喉が炎症を起こし、スケジュールの調整がきかず、仕事を続けた結果悪化した。若い頃からの発声法に無理があったと指摘され、トレーニングをして発声法を変えていった」と佐々木本人が語っている。
【交流等】
『幽☆遊☆白書』原作者の冨樫義博が、同じく漫画家の武内直子と結婚した際、それぞれの代表作の主人公役という関係で式の司会を三石琴乃と共に行った。