【基本情報】
若本 規夫(わかもと のりお、本名:若本 紀夫(読みは同じ)、1945年10月18日 - )は日本の男性声優・ナレーター。シグマ・セブン所属。
山口県下関市生まれで、大阪府堺市で育った。関西大学第一高等学校卒業。早稲田大学法学部卒業。
身長167cm。体重 57kg。星座はてんびん座。旧芸名は若本 紀昭(わかもと のりあき)。
代表作に『サザエさん』(穴子(2代目)、花沢の父)、『ドラゴンボールZ』(セル)、『銀河英雄伝説』(オスカー・フォン・ロイエンタール)、『人志松本のすべらない話』(ナレーション)などがある。
【特色】
渋さと鋭さを併せ持つ声質が特徴のベテラン。主に『ドラゴンボールZ』のセルや『サイボーグ009』のスカールのような、悪の組織のボスや悪役・権力者を演じることが多い。一方で、『魔境伝説アクロバンチ』の蘭堂ヒロの二枚目や『からくりの君』の睚弥三郎のような二枚目半を演じることもある。
台詞にはアドリブが多く、『テイルズ オブ イノセンス』の特典DVDのキャストコメントでは子安武人に「台詞通りに喋らない」と言われたほどでもある。『テイルズ オブ デスティニー2』で若本が演じたバルバトスはシリアスな悪役であったが、『テイルズ オブ』シリーズの特典DVDでは台詞の字幕がないことをいいことにアドリブを行い続けた結果、通常とは異なるギャグキャラクターと化している。
また、『人志松本のすべらない話』など、各種ナレーションも多く担当している。『投稿!特ホウ王国』のナレーションではうねるような独特の言い回しを多用し、これ以降大きく弾けたギャグキャラクター役に抜擢されることも多くなった。
後輩声優の間からも、憧れの存在として見られる事が多く、中でも杉田智和は田中理恵が先立って共演した事に対して羨望のまなざしを送り、後年若本との共演を果たした際にはかなり感激していた。
また、アニメ『銀魂』で松平片栗虎が登場した際、原作者の空知英秋が「松平は『サザエさん』でアナゴさんの声をやっている人がいい」と雑談がてら作画監督と話した結果、本当に若本が割り当てられたという。